性器の勃起に対する強迫があると勃起不全の性機能障害が発生します。これは、性関係を上手にしなければならないという強迫観念がむしろ性傷を大きくして性器に影響を与え、これによって勃起不全が起こるのです。

勃起如何はセックス能力とは関係がありません。勃起力はセックスに対する男性の心理安定と性的興奮が結合する時に一番良くなります。もちろんこの時に性傷が性機能障害を誘発するほど大きくないというのが前提になります。

セックス能力とは、勃起力が持続されてセックスの楽しさと幸福を相手女性とどれほど交感できるかの能力です。ですから、セックス能力があると勃起力が強化されると考えてはなりません。

男性たちは、性関係において勃起力が良いと、心理安定と余裕が生まれ、性欲も強くなります。

他の男性の勃起力について話を聞くと、自分の性器はそうほどの勃起力はないけど、ただ性関係ができるくらいだと認識します。それで、セックスで射精を調節しながら、強力な勃起力を望む男性が多くいます。また、勃起力が持続されて相手女性に数回のオーガズムを感じさせたいと願う男性も多くいます。そしてこれを男性のセックス能力だと考えます。

皆さんが望むすべてのことは十分に可能です。ジェスセラピーをとおして皆さんが考える性機能障害治療と性的能力を持つことができるからです。

勃起力が強化され維持するためには、勃起力と勃起持続力に対する強迫(不安、焦り、もどかしさ、焦燥感など)を持ってはなりません。その代わりにセックスの状況に集中して、楽しさを相手と共有しながら、興奮する気分に集中する必要があります。もちろん、性傷を多く発生させないこと、性傷を治療する方法を知ってこそ、このような集中も可能になります。

勃起不全で苦しむ多くの方は、性傷による心理の強迫が原因の場合がほとんどです。

もし相手女性が不感症、オーガズム障害、性交痛などのような性機能障害がある場合は、まず優先して女性の不感症、オーガズム障害、性交痛を治療できるようにしてあげることが重要です。