性機能障害の治療は自分が専門家だと豪語する人がいます。

特に社会的に成功したり、上流階級にいる人が錯覚しているケースが多いです。

もちろん自分の分野では最高の実力者であることは確かです。また、その分野の人々と上手に人間関係を結び、上手な処世術がなければ成功できなかったでしょうし、上流階層にもなれなかったと思います。

しかし、体と心のメカニズムを知り、性傷を治療することは全く別の分野です。自覚もされず感じられない性傷の概念すら分からないため、性機能障害の治療は全く異なる次元の話なのです。

ほとんどの人が運動をして、良い食べ物を食べて、身体管理をしっかりすれば治療できると考えています。

もちろん間違った話ではありませんが、身体管理による性機能障害の治療の多くは、一時的な効果にすぎず、根本的な性機能障害の治療法だとは言えません。

身体管理では性傷を治療することができず、むしろ性傷が大きくって性機能障害を悪化させるため、身体管理だけをしたからといって解決できる問題ではありません。

また、その他の様々な方法でも性傷を治療することはできません。性傷を治療できない性機能障害治療法は、体と心に問題を引き起こし、心理障害が発生して、人間関係に深刻な危機をもたらすとともに、人生に深刻な問題が発生して不幸な人生を送る可能性がとても高いです。生半可な治療法は結果的には深刻な問題を引き起こすのです。

人生に深刻な問題が発生して不幸になると誰が責任を取るのでしょうか。

人間の幸福はお金で買えるものではありません。
その幸福はその人の人生全体に関わるものなので、軽率に考えてはなりません。

ところが自分が知っている方法で他人の性機能障害を治療できると思って、助言やアドバイスをしたり、まるで自分が治療の専門家でもあるかの如く豪語しながら話す人もいます。

これはとても愚かな考えだと言わざるを得ません。

そのような考えと行動はとても危険なのですが、このことを知らずにいます。

相手は性機能障害で苦痛を感じ藁にもすがりたい思いで、判断や思考にも性傷が影響を与えているので正しい判断と思考をすることができません。

したがって、正しい判断と決定ができない人、藁にもすがりたい人に対して軽率に助言をすることは、結局その人の心理を崩して、性機能障害を悪化させ、問題をさらに拡大させて結局はとても不幸な人生を送らせる結果になるのです。

性機能障害の治療法だと何気なく助言をしたことが、相手の人生を不幸にする結果をもたらすのです。

本当に性機能障害の治療は、人間の心と心理がはたらくメカニズム、性こころと性心理がはたらくメカニズムを正確に知り、性傷を治療して心と体を回復させて、性機能障害を治療しなければなりません。

それがジェスセラピーです。

生半可な性機能障害の治療のための助言をしてはいけません。

また思いつくままに経験によるアドバイスも絶対にしてはいけません。

また、自分が性機能障害を経験して克服した経験があるからといって、相手にアドバイスできると考えてもいけません。自分自身の性機能と心理はさらに悪化しているかも知れないことです。

性傷は自覚されないまま積み重なっていきます。この性傷は意識で自覚できるものではありません。

性傷を治療していないなら、自分も深い性傷をもっているので性機能障害治療に対する正しい判断と決定ができない状態です。このような状態で他人に助言したり自分の治療法に確信をもつことは、むしろ相手の性傷をさらに大きくして、深刻な問題に拡大させる役割でしかないのです。

したがって、人間の心と心理、性こころと性心理がはたらく原理に基づくジェスセラピーでなければ、根本的な性機能障害の治療はほぼ不可能です。病気を治療しようとしてより深刻な病気になることがあってはなりません。